FRP船について | 苫小牧の株式会社アタカ造船所

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FRP SHIPFRP船について

弊社、アタカ造船所はFRPと呼ばれる「ガラス繊維強化プラスチック」を使用した漁船を製造しております。
40年近くにわたってこの素材を活用した漁船を、お客様のもとへとお届けすることで日本国内の漁業を支えてまいりました。

FRP船とは、特殊な素材「FRP(ファイバー・レインフォースド・プラスチック)」を使用した船舶のことです。FRPはガラス繊維をおり交ぜて強化されており、「軽量・耐久性・形状の自由度・防錆製(ぼうせいせい)・通信電波の透過性」といった性能を高い水準で備えております。
そのため、クルーザーや旅客船のみならず、航空機にも採用されております。

FRP素材を使用して、高い強度と機能性をもつ船舶を実現させ、お客様のもとへと届けてまいりました。
FRPを使用した造船は昭和中期から盛んになり、当社でも1980年より木造船の製造からシフトしました。
現在では道内で造船業をいとなむ事業者は10社程度となりましたが、そのなかでも当社は長きにわたって事業を継続しております。

メリット・デメリットについてFEATURE

プラスチックという素材を使用する場合にはメリットとデメリットがあります。
プラスチックはとても軽くて加工しやすい便利な素材です。反面、強度が低いために大型の製品をつくるには不向きです。
そこでガラス繊維(グラスファイバー)をプラスチックに混合させます。
これによって軽量ながら強度のある「繊維強化プラスチック」という素材ができあがります。
この素材の力で、耐久性の高い船を実現させることができるのです。
また、この強化されたプラスチックは錆びが発生しづらいため、船舶を長期にわたって使い続けることも可能です。そして、FRP素材を作るための時間も比較的短いので、造船する時間が短縮されることもこの素材の良さなのです。
こうしてプラスチックの短所をうまく補い、長所を活かすことができるFRP素材を当社の造船に活用しております。

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